よねざわ市民ミュージカル第1作は、人工の絹ともいわれた再生繊維「レーヨン」の製造に日本で初めて成功した科学者・秦逸三をテーマとして、2010年に初演されました。
米沢は、上杉鷹山が奨励した織物産業を源流として現在も繊維産業が盛んな「織物のまち」。明治大正期の米沢、現山形大学工学部米沢キャンパスの地に着きモノづくりに注力したのが秦博士でした。
豊かな現代がここにあるのは...先人たちの努力の賜物(たまもの)...ミュージカル『Faith~ 未来をつむぐ実験室』のメッセージソングから歌詞を一部ご紹介しました。
ベンチャー企業としてスタートした会社は、繊維製品だけでなく様々な事業をグローバルな社会に展開する現在の帝人株式会社(TEIJIN)の礎となりましたが、帝人発祥の地よねざわで、博士の功績が後世に伝えていること。それを受け取りどう生かすか、きっと一人ひとりの努力次第なのですね。
写真は乳がん撲滅ピンクリボン運動に参加中の山形大学工学部旧本館と、広島県内の帝人工場敷地から松が岬公園に移設されたばかりの秦博士像。
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